髪に艶があるだけで全然違って見えますね。
「若い頃は何もしなくても綺麗だったのよ」
と言われるかもしれません。
そもそも艶は何故なくなっていくんでしょう？
一度なくなったら取り戻せないんでしょうか？
一緒にそんな疑問を解いていきましょう。
艶がなくなるのは何故？
若い頃は何もしなくても艶々だったと言われるかもしれません。
子供なんて手入れなしでも、天使の輪がありますね。
でも二十歳頃を境目にだんだん髪に艶はなくなっていきます。
老化と言えばそれで終わってしまいますが・・・。
皮脂の分泌が減ってくるのも一つの原因です。
そして年齢と共に髪も痩せていきます。
痩せた髪の毛は外部からの刺激に弱くなります。
紫外線やドライヤーの熱、摩擦などですぐにキューティクルが損傷してしまいます。
このキューティクルが一番髪の艶に影響している部分なんです。
キューティクルが整っている髪の毛は「表面が平らな面になっています。」
光が当たると綺麗に反射するので艶が出るんです。
※くせ毛の方が艶が出にくいのは、
表面が波打っていて光を乱反射してしまうために艶が出にくいんです。
キューティクルを守るには？
艶にはキューティクルが関わっているとあげましたが、
それではどうすれば維持できるんでしょう？
キューティクルは一枚の層ではなく、何枚も重なって構成されています。
髪の強い方は、この枚数が多いです。
キューティクルも皮膚から出る皮脂で守られています。
皮膚と同じで脂にはバリア機能があるんです。
皮脂で覆われる事によって外部のダメージから守る事ができます。
これは再生機能がないので一度剥がれるともう再生はできません。
なので毎日のお手入れがどれだけ必要か分かると思います。
ドライヤーは必要以上に当てると傷みます。
でも乾かさずにそのままいると、キューティクルは洗った後は開いているんです。
面が整っていないので摩擦に凄く弱いです。
そのまま寝ると枕に擦れて朝バサバサになった事ないですか？
ドライヤーで乾かす時、
濡れている髪は弱いので60度以上にならないように乾かすのがいいです。
吹き出し口に近づけすぎると100度ほどあるので危険です。
少し離して乾かして下さいね。
乾いた髪は100～120度くらいは耐えれます。
アイロンもあまり高温は避けて下さいね。
濡れたまま放置するのは傷むので早めに乾かすほうがいいですよ。
カラーには気をつけて
今は、市販でカラー剤も色んな色味が出ていて手軽にできますね。
カラーをすると髪に油分がなくなるのを知ってました？
髪の表面のキューティクルには羽毛の様な物があります。
これは18メチルエイコサン酸と呼ばれるものです。
この18メチル（略）はカラー剤などのアルカリですぐに剥がれ落ちてしまいます。
これは皮膚から出た皮脂を毛先まで運ぶ役割をしています。
これがなくなると毛先に皮脂が届かなくなり、
パサついたり水分を保持できなくなる原因なんです。
市販でカラーは買えますが施術をする時に、
必要以上に髪を櫛でとかしたりするとすぐになくなるので注意が必要なんです。
元々、毛先は生えてきてから時間が経っているので、
摩擦や紫外線の影響を受けてきてるのでキューティクルも少なく傷みやすい場所です。
ホームカラーも毎回毛先まで塗るのは危険ですよ。
艶を出すには？
一度剥がれた18メチルは再生されません。
そうなると、人工的に補うしかないですね。
洗い流さないトリートメントやオイルをつけてから乾かすといいですよ。
それが皮脂の変わりになって守ってくれるので。
後、脂分がないと水分を髪の中に閉じ込めれないので何もつけないと、パサつく元なので。
ドライヤーも優しく当ててあまり擦らないで下さいね。
最後にブラシでブローしながらドライヤーを当てると、
キューティクルの面が整うので艶が出やすいです。
仕上げに艶出しスプレーを軽く振ると艶も出て、紫外線からも守れるので。
ブラシを使う時も毛先だけでなく、髪の根元から入れて下さいね。
ここが美容師がするのと自分でする時の違いです。
毛先ばかりしても艶は出ないので。
以上、髪の艶を維持する、出すには毎日のお手入れが必要と言う事ですね。
綺麗な髪をしている人は見えない所で努力しているんですね。
やはり髪には艶がある方が綺麗ですね。
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