いつの間にか来たツバメも気がつけば姿が見えるくらい大きくなっていました。
親鳥は毎日、雛のエサを取るために休む間もなく飛び回っています。
時折、カラスに追いかけられたり雨の日も関係なく毎日大変そうです。
もうすぐ巣立って行きそうですが、
雛の巣立ちまでの期間や巣立ってからは何処にいるのか載せていきますね。
孵化するまでどれくらい?
ツバメは巣を作って産卵にはいりますが、一日一個のペースで卵を産みます。
巣には3~7個ほどの卵の数になります。
雌が一日中、卵の上に座り温めてるんですよ。
雌が出ていく時は、雄が変わりに温めています。
そして順番に孵化していくんですが、
最初に産まれた雛がいる事によってまだ孵化していない卵を温める役割をするんですね。
孵化するまでおよそ2週間ほどかかります。
孵化してから巣立ちまでは?
孵化するとそこからは毎日、親鳥が帰って来るのを待ち続けています。
親鳥が戻って来ると、大きく口を開けて鳴いてエサをねだっています。
雛が小さいうちは親鳥も小さな虫を取って来て与えていますが、
雛が大きくなってくるとトンボなどの大きな虫を捕まえてきて与えます。
体の大きさに合わせてエサを取ってくるんですよ。
本当に休む間もなく一日中飛び回っています。
そんな苦労のおかげで雛もスクスク育ち3週間ほどで巣から飛び立ちます。
飛び立つ事はできてもまだ自分でエサを取ったり、
飛行するのも未熟なので電線などに止まり、しばらくは親鳥にエサをもらいながら生活します。
親が狩りをするのを見て覚えなければ生きていけません。
ツバメは昆虫などの羽虫を主に食べます。
狩りができるようになるまでには巣立ってから1週間ほどかかります。
孵化してから完全に自立するまで約一ヶ月くらいと言われています。
巣立った後は何処にいるの?
自分で生きていく力を身につけた後は、街の電線などに止まり生活をします。
しばらくは体力をつけるためにそこで狩りを続け、渡りをするための飛行訓練もします。
夜は猫などにも襲われる可能性があるので、家の軒下や木に止まり眠ります。
巣立ってすぐは夜になると産まれた巣で寝ている事も多いですよ。
巣立ってからからは、カラスなどの天敵からも逃れる術を身につけなければ生き残れません。
孵化しても生き残って渡っていけるのは半分ほどなんです。
厳しい条件の中で生きていますね。
秋前には、河原の葦原で集団で生活して徐々に違う大陸に飛び立っていくんですよ。
街中で見かけなくなっても、河原に行くとツバメを見る事があると思いますよ。
まとめ
ツバメは日本に渡って来て一度目の産卵をします。
雛達が巣立った後は、もう一度産卵する事もあるみたいです。
その時の産卵場所は同じ巣ではなく違う巣で行われる事が多いようです。
使われていない巣に、また違うツバメが来て産卵をする事もあります。
今年、巣立ったツバメがまた元気に戻って来る可能性もゼロではないんですよ。
ただ帰巣本能はありますが、同じツバメが帰ってくる可能性は低いそうです・・・。
ツバメが巣を作るのも場所の条件はありますが、
人を見て作るとも言われているのでツバメが来る家の人はいい人なのかも!
※追記 6月22日
今年巣作りから始まって産まれた雛も6月19日に3匹の内2羽は巣立ちました。
20日には最後の雛も巣立ちました。
昼間は電線に止まり、その辺を飛び回っています。
夜は戻って来て過ごしています。
もう少しで完全に巣立ってしまうんでしょうね。
ちょっと寂しいですけど元気に育つのを祈っています(^^)
コメントを残す