ヘアカラーって染めた時は色がしっかり入ってるのに時間が経つと抜けていきますね。
明るい色になればなるほど落ちる?
色が落ちていく原因って何だろう?
何故ヘアカラーが色落ちするのか載せていきますね。
髪を明るくするには脱色が必要
日本人の髪の毛は元々黒いですね。
日本人の髪はユーメラニンという黒褐色のメラニン色素を多く含んでいます。
メラニン色素とは皮膚や細胞を紫外線から守る役割をしています。
皮膚がんや皮膚にトラブルが出ないようにしてくれています。
でも髪を明るくするには、このメラニンを破壊していかないと明るくなりません。
そのためには脱色という作業が必要になります。
ホームカラーをした事ある方なら見た事があると思いますが、
カラー剤には、1剤・2剤って入っています。
この2剤と呼ばれるものは過酸化水素です。
消毒に使うオキシドールもそうですね。
これだけではほとんど反応はしませんが、
1剤にはカラーの色素とアルカリ剤が入っています。
アルカリ剤に過酸化水素が反応して酸素(初期性酸素)を発生します。
この酸素の力によってメラニン色素が破壊され色が明るくなるんです。
ブリーチ剤には色素は入っていません。
メラニン色素を破壊して色を明るくしたり、前にしたカラーの色を取り除去してくれます。
脱色脱染剤と呼ばれるものです。
脱色する事によって髪は明るくなります。
日が経つと明るくなるの何故?
髪の明るさの度合いをレベルで表示します。
ほとんどの方の地毛の明るさは4~5レベルくらいです。
地毛の明るさが5レベの髪を7レベルくらいの明るさに染めるとします。
7レベルの薬剤で染めた場合も髪は1度、9レベルくらいの明るさまで脱色されます。
そこに色素が入るので7レベルの明るさに仕上がります。
人口的に入れている色なのでシャンプーやドライヤーの熱などで色は抜けていきます。
そうなると、本来脱色された時の明るさになってしまうんですね。
日が経つごとに抜けてしまうのを褪色と言います。
明るくすればするほど、
髪本来のメラニン色素がなくなっていくのですぐに色がとれて明るくなってしまうんです。
外人さんのような色にするには赤味を消してしまわないと出ない色なので、
ブリーチでメラニンを破壊しまくるのでどうしても髪に負担がかかってしまうんですね。
明るくするほどダメージは出る。
褪色しやすいって思って下さいね。
髪を染めたら赤っぽくなるのは何故?
外人さんのような色にしたい、ベージュにしたいけどオレンジっぽくなる。
赤味が残るのは何でだろ?
日本人の髪は元々、赤の色素が多く入っています。
そこに希望の色を入れても赤が残ってオレンジになってしまうんです。
それをなくすには赤を打ち消すために、グリーンの色素を混ぜて染めていく必要があります。
一色で染めてもなかなか思い通りの色にならないのは地毛の色が関係しているんですよ。
最後に
今は自分で染められる方も多いです。
自分ですると経済的で安上がりですがリスクも多いです。
自分で染める時は根元にたくさん、顔まわりにたくさんつけている方が多いです。
生え際は特に産毛も多く、明るくなりやすいです。
根元も同じく体温があり、染まりやすいので塗布量をべったりつけるとすぐにムラになるので、調整しないとダメです。
一度ムラになると直すのが大変で時間とお金もかかりますので。
前に染めた所に根元と同じ薬剤をつけても色が合わなくなりどんどん明るくなってしまいます。
間違った使い方をするとどんどん明るくなるので注意しましょう。
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