ヘアスタイルって服などと違い仕上がるまでどんな風になるか分からないですね。
物を見て買うって訳ではないのでスタイリストの腕が重要視されます。
仕上がって見たら
「何か違う?」
「もっとこうして欲しい」
後で思う事もあると思います。
でもこだわりが強すぎると「私ってクレーマー?」
そう思われてないかなって不安になりますね。
でも実際美容室に来るクレーマーってどんな人?
少し長くなりますがお付き合いの程よろしくお願いします。
何回もやり直しに行くのはクレーマー?
・色が気に入らない。
・長さをもう少し切って欲しい。
・もっとこうして欲しい
こだわりの強い方はいます。
何か違うなと思う場合は美容師も思ってるもんです。
もう少しこうしたら良かったかな?
そんな時は美容師側も「気になったら言って下さいね」
そう言います。
気に入るまでカラーも3度することもあります。
髪を傷めてしまいますが・・・。
でもお客さんが気に入らないならこっちも対応はします。
日を空けて来て頂いたり。
気になるからやり直しに行くって言うのはクレーマーではないと思いますよ。
でもクレーマーは違います。
実際いたクレーマー①
これ昔のお店のお客?さんの事です。
女性のスタイリストが担当していたんです。
最初は笑顔で話されていましたが仕上げを見た途端態度が急変!
「こんなん風に頼んでない!」
そこから再度話をして切り直していました。
それでも納得がいかないようで担当の女性スタイリストが相談に来ました。
「私じゃ対処できないのでお願いします・・・」
かなり怒っていましたが、話を聞くと
「私は手入れの楽なヘアスタイルにして欲しいって言ったの。
一度切ったけど長いからもっと短くしてって言ったらこんな風にされたの!」
僕から見ても技術に落ち度はないんです。
似合ってるし失敗したって感じでもありません。
僕が「じゃあどうしたいですか?」
そう聞くと
「貴方に直せる自信があるなら切ってちょうだい!」
どうしたいか聞いても
「楽なら何でもいい!」
その一点張りです。
何をしても結局文句を言うなと思い
「楽なスタイルがいいならボウズでいいですよね?」
そう尋ねました。
さすがにそれは嫌と返ってきました。
「どうしたいのか分からないままハサミは入れれません。
希望を言ってもらわないとカットできませんよ」
そこから理屈で攻めると少しおとなしくなりました。
そこから話をして落ち着きましたが最終的には料金を支払わずに逃げ帰りました。
!?
切り逃げ!?
そう思いましたが新規で連絡先も分からないので結局そのままでした。
料理を食べて美味しくないからお金を払わない。
言ってる事はこれと一緒ですよね?
でも明らかに最初から払う気はなかったようです。
周りのお店でも同じ事をしていたみたいです。
知り合いのお店とは情報を共有しますからね。
実際いたクレーマー②
これは僕が担当した人です。
新規で来られて最初の2回ほどは機嫌よく帰って行かれました。
3回目の来店もご機嫌で帰ったのですが、
2週間くらい経った日に豹変しました。
「前あてたパーマとれてんけど!」
前?
パーマ?
いつの事だろうと思いましたが、前回のパーマは4ヶ月前です。
根元の髪は伸びるのであったてないと言う問題ではありません。
そう言っても今までこんな事なかったの一点張りです。
パーマはきつめだったので、あたってる部分はまだしっかりかかっています。
最近あてたのなら理解できるけど意味不明でした。
その人は警察にも相談に行ったそうですが、
自分達で話し合って下さいと取り合ってもらえなかったそうです。
そらそうですよね?
そこから何回か来ましたが料金は返しませんでした。
そこからしばらく平穏でしたが、ある日またやって来ました。
でもその時は普通に笑顔で「久しぶり。カラーお願い」と。
さすがに断りましたが。
クレーマーの特徴
クレーマーって見分けるのは難しいです。
でも一つ特徴があります。
自分の個人情報を漏らすのを嫌います。
カルテに住所は書きません。
名前しか記入しなかったり。
それも本名かどうか分からないですけど。
これは個人的に思う事なので当てはまらないかもしれませんが最初の印象がいいです。
えっ!?あの人が!?
って思う人に多いです。
だから見分けがつきにくいです。
お店ではカルテは最初に記入してもらうほうが多少区別しやすいです。
最後に
一見気難しそうな人でうるさそうな人の方がクレーマーに思いますが、
その人はただ細かいだけって事も多いです。
ただこっちに非がないのにお金を返金したりすると情報が回る事もあるようです。
「あそこは文句言ったらただになるよ!」
クレーマーはお客さんではないので相手をしないに限りますね。
そして割り引きのお客さんに多いように思います。
美容室もクレーマーには気をつけないと対処を間違うと大変な事になってしまうんです。
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