ゲリラ豪雨のメカニズムは?降水量1mmってどれくらいの雨量?

夏になると地域集中的に降るゲリラ豪雨が増えましたね。

 

小さい頃には聞かなかった言葉ですがここ何年で普通の呼び名になりましたね。

 

世間一般では、ただの夕立や一時的な大雨と認識されていますが、

そのメカニズムを知っていますか?

私も最近になって知った事もあるので紹介しますね。

そもそもどうやってできるの?

そもそもゲリラ豪雨ができる原因って何だと思います?

意外に条件が整うとすぐにできてしまうんです。

雨を降らすには、湿った空気がないと雨雲はできません。

その湿った空気を上空に押し上げる上昇気流が、

どんどん上空に湿った空気を持ち上げて行きます。

上空には、冷たい空気があります。

 

その二つが混じると積雲が発達して積乱雲ができるんです。

夏になるとよく見る入道雲がその積乱雲なんです。

大きいものは縦の長さが10kmあるものもあります。

横ではなく縦に発達する雲です。

 

そして上空の冷たい空気で冷えた湿気が氷の粒になり、

地上に勢いよく降り注ぐことによってゲリラ豪雨が起こるんです。

 

積乱雲も元々は、積雲が大きく発達したものです。

夏の空に多い綿雲と呼ばれるものがそうなんですよ。

上昇気流が関係している

湿気の多い空気は夏の高気圧の影響で日本の夏には多いです。

でも上昇気流は何故発生するのでしょう?

 

それは近代化した環境の影響も大きいです。

 

夏はクーラーを入れると快適に過ごせますね。

 

でも外にある室外機を見た事ありますか?

近づくと「モアッ」とした風が出ていると思います。

室内は冷えるけど、室外機で気温は暑くなります。

 

一件だけではそれほどでなくても、一つの町や都市で使っている数を考えると凄いですね。

 

暖かい空気は上昇して行く性質があります。

 

室外機やアスファルトの地熱によって今は、上昇気流が発生しやすいんです。

都会では密集しているので狭い範囲でその気流が急激に登ると、積乱雲ができやすくなりゲリラ豪雨だ起こりやすいです。

 

上空も季節風の影響で北側から冷たい空気が流れ込みやすく、

地上との温度差があるほど発達しやすいです。

突然の雨には注意

いったん振り出すと傘が全く役に立ちません。

まさしくバケツをひっくり返したような雨です。

室内に居ても音が凄いですよね。

でも外に出ていて怖いのが一瞬で冠水します。

道路でも降下部分に停まっている車が水に浸かっているのを見た事ないですか?

まさかと思うくらい早いですよ。

 

私も毎年、夏は川に行きます。

そこは少し狭い川幅で浅瀬なので子供を連れてきている友達も安心して遊んでいますが、一回突然の大雨でバーベキュー道具やテントが流された事があるんです。

 

ほんの数分の出来事でした。

もう荷物がどうのこうのと言う場合ではなかったです。

狭い川だから尚更ですが。

 

一つ間違えれば大惨事になっていましたね。

もうあの流れは泳げるとかそういうレベルではないですね。

この川がものの数分で濁流に変わるんですから、ゲリラ豪雨は本当に怖いので気をつけて下さいね。

降水量ってどういう事?

よく一時間の降水量は20mmとか聞きますよね?

どれくらいか分かります?

20mmだから多いほうなのかな?

くらいしか分かりませんね。

 

そもそも降水量って分かります?

1時間に何mmと表される事が多いです。

下の雨量も1時間あたりを表しています。

降水量1mm

傘はいらないけど、少し降ってるのかなと言う霧雨のような雨です。

 

降水量2mm

もう傘なしでは歩けないくらいの雨です。

 

降水量5mm

水溜りができて足元も濡れるレベルです。

 

降水量10mm

もう外を歩けないくらいの雨です。

 

降水量20mm

この時点でバケツをひっくり返した雨です。

車も視界が悪く危険なくらいです。

 

降水量30~50mm

もはや警報がでるレベルです。

傘も意味がないくらいの雨です。

 

降水量50~80mm

もう大雨です。

下水も溢れて洪水レベルです。

 

降水量80mm以上

もはや危機的レベルの大雨です。

避難しないと危険です。

降水量の測り方は?

降水量は基本、直径20cmの円筒で測るみたいですが、分かりやすく言うと上と下が同じ大きさのの物なら四角形でも測れます。

 

そこに1時間で雨水がどれだけ溜まったかで分かります。

1時間に20mm溜まれば時間降水量は20mmとなります。

「何だそれくらい」と思ってしまいません?

 

でも考えてみてください。

 

20mmが地面全般と思えば凄い降水量じゃないですか?

その水が、川に流れた量を考えたらすぐに溢れそうですね。

 

20mmも馬鹿にできない量なんですよ。

 

今は、雨量も多く10分あたりで20mm降る短時間の豪雨もあります。

1時間振り続けると危険ですね・・・。

まとめ

梅雨も雨が多いですが、夏~秋も台風や秋雨前線といった大雨を降らすものがあります。

なによりゲリラ豪雨も増えるので、十分注意して下さいね。

特に川を見に行って流されたという事も多いので、近づかないようにしましょうね。

避難命令と避難勧告と避難指示って?避難場所は知ってますか?

2018年4月26日

台風は何処でできるの?日本に近づくのは何が原因?

2018年3月29日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA