釣りに行く時は今日の潮を調べてから行きますか?
「釣れる時は釣れる」 僕もそれくらいにしか思っていませんでした。
でも魚の習性を知っていくと潮の影響は大きい事を知りました。
「行ったものの期待外れ」 なんて事にならないように少し頭にいれておくと釣果が変わりますよ。
上げ3分下げ7分ってどういう意味?
釣りをする方なら聞いた事はあるかもしれませんね。
潮の満ち引きは約6時間毎に起こります。
海は潮位(水位)が増えたり減ったりを繰り返しています。
満潮の潮位を10とします。 干潮の潮位を0とします。
上げ3分とは、干潮から潮が3割上がる状態の事です。
下げ7分とは、満潮から潮が7割に(3割引き)下がった状態です。
6時間周期に置き換えると
一番良い時間帯と言われているのは満潮、干潮から1.8時間後ずつのおよそ2時間後近くと言う事ですね。
満潮と干潮時の水位の差は太平側で約1.5mもあります。
日本海は40cmほどの差です。
潮位がこれだけ変われば地形によっても大きく影響してきますね。
浅瀬なら干潮時には移動してしまう魚もいます。
大潮と小潮はどちらが釣れる?
満潮や干潮からどのタイミングがいいかについては少し分かりましね。
でも潮の動きが最も大きくなる大潮も聞いた事があるのでは?
およそ2週間単位で 大潮(4日間)➡中潮(4日間)➡小潮(3日間)と変わっていきます。
小潮の末期には 長潮➡若潮➡中潮と干満の差がほとんどない潮が2日ほど続きます。
そしてまた大潮に向かっていきます。
魚の活性が上がるのはやはり大潮です。
プランクトンは流れによって水面に打ち上げられるのでアジなどが増えます。
アジや小魚を求めてスズキや青物も寄ってくるんですよ。
釣りに行く日がどの潮か調べるのは大事ですね。
潮だけでなく水温も影響する
「今日は大潮だから釣りに最適だ」
そう思って釣りに行っても潮だけでなく水温の影響も大きいです。
魚は変温動物なので、水温の変化に敏感です。
当日晴れていても、前日に降った雨で水温が下がれば活性も落ちてしまうんです。
前日の天気を見るのも大事ですよ。
魚によって釣れるタイミングは異なる
干満2時間後付近が釣れやすい時間と言いましたが、魚によって少し変わってきます。
干潮の時間はおとなしくしていて満潮に近づき潮位が増えると活動を始める魚もいます。
どちらの時に釣れるのかを知っておくと狙いやすくなりますね。
キス
干潮よりも満潮になる方が岸に寄ってくるので、上げ潮を狙うと釣れる確率も上がります。
カレイ
カレイは捕食が下手なのであまり潮が動く時は釣れません。
潮の動き初めに釣れる事が多いです。
アジ
潮が動いている方が活性が上がるので潮の流れを意識して下さい。
アオリイカ
干潮になると沖に行ってしまうのでほぼ釣れません。
満潮になる1~2時間前からが狙い目です。
スズキ
小魚の活性の上がる満潮に小魚を追い求めて、浅瀬に来る事が多いです。
チヌ
基本潮が動いている時がいいです。
警戒心が強いので干潮時は底で隠れている事が多いですが、底に撒き餌を集めやすいので干潮時も狙い目です。
メバルなどの根魚は潮に関係なく同じ場所に居つきます。
干潮の時でも釣れる事が多い魚です。
干潮で潮位が下がってもハゼも釣れる魚ですね。
まとめ
魚を釣るには潮が大きく関係しているのが分かりましたね。
干潮や満潮の潮止まりの時間帯は釣れにくいので、動き始めて2時間前後が釣れやすいと言う事ですね。
釣りに行けば潮は6時間周期で変わるので、1日に2回はチャンスがあります。
満潮時間と干潮時間を調べていくと、どのタイミングが狙い目か分かりやすいですよ。
朝マズメと夕マズメの時間と潮が合えばチャンスは広がりますね。
ただ季節も関係してきます。
寒い冬は潮が良くても水深のある沖に移動してしまう魚は釣れなくなってしまいます。
これから釣りに行く時は潮を調べる習慣をつけると、
いつが釣れるって言う自分の引き出しが増えるので目安になると思いますよ。
自分の好きな潮のタイミングを探してみて下さいね。
余談ですがタチウオは大潮の時はあまり良くないそうですよ。
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