毎年冬になると寒波到来って言葉を聞きませんか?
寒気や寒波って耳にしますがどう違うのかな?
前日までは気温もそこまで低くなかったのに、
急に7度くらい下がると体調も崩しやすいですね。
寒気ってどこからやってくるんでしょう?
そんな疑問を勉強していきましょう。
寒波と寒気は何が違うの?
寒気は寒さの度合いの事を言います。
冷たい空気が入ってくる時は寒気が流れ込んできますと言いますね。
でも主に、寒波と寒気は滞在期間をさす言葉のようです。
期間が1~2日の寒さは寒気と言い、3日以上続く時は寒波と言うみたいです。
地表の空気はでなく、上空5000mの空気の状態を表す言葉です。
寒波は冬によく使われる言葉ですが、寒気は季節に関係なく使われれています。
寒気はどこからやってくるの?
これそもそも何処からきてると思います?
みんなが知ってる場所なんですよ。
そう北極です。
北極には凄く冷たい空気の塊ができるんですけど、
気圧の影響で膨らんだり縮んだりと言う事を繰り返しています。
気圧が膨らむ時に寒気が南下して大陸に寒さをもたらすんです。
北極に近いロシアのシベリアは昼が短く夜が長いです。
そのため地表面が熱を放射して冷却します(放射冷却)。
そのため冷たい空気に満たされた高気圧(シベリア高気圧)が発生します。
気圧は高い方から低い方に流れる性質があります。
気圧とは?
空気がかかる圧力の事です。
空気の重さと思って下さい。
そして日本で低気圧が発達した時にシベリアからの冷たい空気が入ってきます。
これが日本で寒波が起こる原因なんです。
日本海側で雪が多いのは、寒気が流れてくる時に日本海上の水蒸気を大量に含みます。
雪雲となり日本列島の山にぶつかり雪を降らせます。
日本海側に雪が多いのは対馬海流(暖流)の水蒸気が関係してるんですね。
大雪になるかは上空の寒気が関係してる
平地で雪を降らせるのは上空1500m付近の気温が-6°と言われています。
でも大雪になるこの判断は上空5500m付近の気温が-36°と言われるので、
地上で暖かいと思っていても急激な寒気が入ってくれば大雪になる恐れもあるんですね。
上空と地上の温度差があるほど、上空に向かって上昇気流が発生しやすくなります。
西高東低の気圧配置は天気が乱れる
冬の気圧配置として有名な西高東低。
聞いた事があると思います。
これは何故起こるんでしょう?
空気は冷やされると重くなり下に降りてきます。
暖かい空気って上に登る上昇気流を作りますね?
逆に冷たい空気は下降気流を作り高気圧を作るんです。
日本の北には北極があり、南には赤道があります。
冬になると日本の東の海上で隣合い、冷たい空気と暖かい空気の境目で渦ができます。
これが低気圧です。
低気圧は温度を調整しようとどんどん発達していきます。
日本の西にはシベリアからの寒気があり、
高気圧が中国大陸にあると気圧の低い日本にどんどん流れ込んできます。
そうなると日本では激しい寒気で雪が降ったり、風が起こるんですね。
夏は太平洋側の高気圧が発達しているので、
暖かい空気と冷たい空気の境目はかなり北側になるので西高東低にはならないんですね。
まとめ
寒気と寒波の違い分かりましたか?
日本の冬の寒さの原因はシベリアからの寒気が影響しているんですね。
その寒気が入ってくる時に、
日本海側の対馬海流(暖流)の水蒸気を含むので日本海に雪が多いのはそのためです。
北海道より日本海沿岸の方が言われてみれば雪が多いですね。
冬でも台風なみに暴風が発生するのは気圧が関係しています。
夏より不安定な天気が続く事もあるので大荒れになる事が多いような気もします。
立春~春分にかけて春一番が吹く季節でもあります。
これは逆に太平洋側の暖かい空気が入り込んでくるので季節外れの暖かさがやってきますが。
天気も調べると奥が深いですね。
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