冬の天気は変わりやすいですね。
強烈な風が吹く日もあれば春の様な気候になる事もあります。
何故こんなに天気がよく変わるのでしょう?
そんな疑問を解決していきましょう!
風が強いのは何故?
夏はあまり強風って吹かないけど、冬は台風の様に強烈な風が吹く事がありますね。
何故、冬は強風が吹くの?
この風の原因って実は気圧の差にあります。
高気圧・・・空気の層が厚い
低気圧・・・空気の層が少ない
冬はシベリア高気圧の勢力が強くなると気圧が1050hpaにも達します。
逆に日本の東の海上にできる低気圧は960hpaより低くなる時もあります。
高気圧と低気圧の差が100hpaもあるんです。
気圧が低いとそれを補おうと高気圧から低気圧に空気が流れます。
100hpaは重さで言うと1tほどあるそうです。
1tの重さで押されるので強風が起こるんですね。
天気が変わりやすいのは何故?
冬の天気は変化しやすいですね。
一体何が関係しているんだろう?
これは風の影響を受けています。
秋から春にかけて中国大陸から吹いてくる偏西風が関係しています。
日本の上空を偏西風は直線ではなく蛇行しながら通過しています。
北に南へと蛇行しながら進んでいますが、南へ出てきた時に突出している部分は気圧の谷と呼ばれます。
逆に北に突出している部分を気圧の尾根と呼びます。
周囲に比べて空気が少ないので気圧の谷と呼ばれます。
尾根は逆に周囲より気圧が高くなります。
谷に当たる部分は天気が悪くなる事が多いようです。
冬はこの影響で天気が乱れやすいようです。
日本海側に雪が多い原因は?
北海道は雪が多く振りますね。
でも日本海近辺も雪は多く降ります。
これも風が関係しています。
中国大陸から吹いてくる風は乾燥していますが、
日本海上の水蒸気を多く含むので日本海側にたくさんの雪を降らせます。
そしてその湿った空気は日本の中央の山を越えていきますが、
地形の影響で上昇気流が起こります。
発達した雲は山沿いにもたくさんの雪を降らせます。
山を越えると空気も乾燥して太平洋側に出ていきます。
冬に日本海側に雪が多く、太平洋側が晴れるのはこのためのようです。
最後に
冬の天気は風や気圧の影響で荒れてしまうんですね。
西高東低の気圧配置になるとシベリア高気圧が、
日本のオホーツク海の低気圧に向かって流れ込んでくるので寒さも厳しくなります。
地球が傾いているため昼と夜の時間の長さが変わり、
日照時間が少なくなる冬はシベリア高気圧が発達して寒波を日本に運んでくるんですね。
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